自分には、この課題「銀の匙」がどうにも好きになれなかった。目を通して直ぐに、脇にやってしまった。そして自分なりに読み込んだ「ドグラ・マグラ」を引っ提げて、会場審査(東京)でまさかの落選。代表理事の○○さんが私にこう仰有った。昨年の録音審査の最終選考で私の「吉川英治/三国志」を推す審査員がいて、紙一重だったという。そして、さらにこう言った。本選に残りたければ、アンタは「銀の匙」をやるべきだ!…。 ウソだろ! 《続く》
こんなことで、挑戦を諦める訳にはいかない! 6/30(土)「盛岡行き」の秋田新幹線〈こまち3号〉は快適だった。東京会場での落選から、たった10日目のことだった。課題作品は勿論「銀の匙」である。そして自信が無いわけではなかったが、またしても敗北を喫した! ヤケになって、土産を買い漁った。三連敗だ! 《続く》
諦めかけていた頃、なんとなく「録音審査」でも受けてみるか? という気持ちになって、評判の良い録音器材を買ってみた。何十回も録音しては聴くことをを繰り返し、とことん読み込んだ。可能性は、五分と五分と踏んだ。そんな処へ「本選出場者に決定しました…」 ほ〜! やるねー! 「新大阪行新幹線/のぞみ9号」は走り出したばかりだ。《本選に向かって!》
これが、評判の良い録音器材。 「ZOOM H2n Handy Recorder」 機能的でデザイン性にも優れ、リーズナブル! 《聴き手になって、自分の声を掴むことが、今回の受賞の一番のカギになったと、我ながら思う。》
なんだかんだで、予約していた新幹線には乗り遅れて『自由席』という有り様。ヤレヤレ! でも、始発なので好きな席で【秋の味】を満喫! 最高のエンディング!!